【ゲド戦記】クモの正体や最後が怖い?その後や性別は男なのかについても

アニメ

2006年に公開された映画「ゲド戦記」

本作では、「クモ」と呼ばれる不気味で謎の多いキャラクターが登場します。

ラストの気持ち悪いシーンはトラウマになった人も多かったのではないでしょうか?

「ゲド戦記」終盤では、ドラゴンとなったテルーに焼かれて落ちていきましたが、その後の詳細は明らかになっていませんでした。

死を拒絶し続けた”クモ”は最終的にどうなってしまったのでしょうか?

また、一見長髪で女の人のように見えるクモですが、実は性別はどちらなのでしょうか?

そこで今回は「ゲド戦記」で謎の多い”クモ”の正体やその後、そしてクモの性別についても解説していきます!

【ゲド戦記】クモの正体や最後は?

クモの正体や過去とは?

引用:https://www.ghibli.jp/works/ged/#frame

「ゲド戦記」のヴィランである魔法使いの”クモ”

映画ではあまり多くを語られていないクモですが、実はこの映画にとても強く関わっています。

映画ではハイタカとクモは昔からの知り合いのように描かれていました。

実は、原作ではハイタカとクモはローク島の学院で学ぶ魔法使い同士

魔法使いは世界の秩序を維持する者として、アースシーに多大な影響を及ぼす、言わば導き手のような存在だったのです。

ハイタカもクモも優秀な魔法使いでしたが、どちらも自分の才能に溺れ、魔法で世界の均衡を崩す禁忌を犯そうとした過去があります。

ただ、ハイタカは師のアイハルの助言により会心し、己の行為をあらためるようになります。

しかし、クモは死んだ者を現世に再度降臨させる”呼び出しの術”を使う魔法使いとなり、魔法使いの賢人たちよりローク島を追い出されてしまうことになったのです。

ハイカタはクモを会心させるべく、黄泉の国に連れていき、クモに苦痛を与え、会心させようとします。

そんなハイタカの思惑とは裏腹に、その苦痛はクモにハイタカへの復讐心を植え付ける形となってしまうのです。

この原作のエピソードが城でクモに会った際にハイタカが言ったセリフ黄泉の国で別れて以来だな」につながっているのです。

映画では、ここまでが全く語られる事なくストーリーは進んでしまうので、クモは悪そうだけど何の関係がある人なんだろうと置いていかれてしまう方が多いのではないでしょうか。

クモの体がヘドロなのは闇に染まった証拠?

引用:https://www.ghibli.jp/works/ged/#frame

映画の中でクモは、体を黒いヘドロのような状態に変え攻撃したり、回避したりしていました。

これはおそらく闇のみを見ている者のみが使う魔法のような物ではないかと考えられます。

実はこの黒いヘドロのような物体はクモとの戦闘シーンの他にも、登場しており、アレンの夢の中でも登場していました。

アレンの夢の中の場合では、黒いヘドロはアレンを助けようと手を差し出しますが、アレンはヘドロに飲み込まれてしまい、目が覚めます。

このシーンでは、黒いヘドロはハイタカ⇨父⇨影のアレンへと順々に姿を変えていました。

ここで影のアレンが現れ、手を差し伸べていることから、アレンにはまだ闇から救い出してくれる光の存在がいるということを表していると考えられます。

一方、同じヘドロの体を持つクモには、影の存在も登場しなければ、救ってくれるような人は誰もいません。

しまいには、以前救おうとしてくれたハイタカに復讐しようとしている始末です。

クモは、光をみず、闇のみを見る者と化してしまい、体までヘドロのような状態になってしまったのではないでしょうか。

生と死に目を向けず、限りある命という大切な物を捨て、不老不死になろうとするクモは、結果として生を拒む事になり破滅の道を辿ります。

一方アレンは、生と死という問題に向き合い、自身の影と一つになり克服することで、最後には国に帰ることを選びます。

もしかしたら、アレンとクモとの対比的な存在を描くことで、自分の悩みや課題について向き合うことをこの作品では伝えたかったのかも知れませんね。

クモのトラウマ級に怖い最後の死

「ゲド戦記のクモが怖い」といわれるのは、特に最後のシーン。

目が空洞が空いたような見た目で、大きく黒くなり、悪霊のようにしわだらけで醜い姿になっていました。

そして、一度はテルーを魔法で殺しますが、テルーは竜の力が覚醒して、復活。

竜となったテルーによって焼き払われたクモは、ドロドロになって無残な最期を遂げました。

そして、テルーはクモに対して、「影は闇に帰れ」と告げます。

本来クモはとっくに寿命で死んでいるところを、魔法の力で延命していただけですから、本来あるべき「死」を迎えただけのようですね。

短いシーンではありましたが、見た目やしゃべりかたなど、かなりおどろおどろしいシーンでしたね。

【ゲド戦記】クモの性別は男と女どっち?

クモの性別は男

引用:https://www.ghibli.jp/works/ged/#frame

映画「ゲド戦記」において、クモは妖しいオーラのある容貌で、声優を務める田中裕子さんは女性です。

そのため、多くの人が風貌や声からもクモが女性だと思ってしまいます。(私もそうでした。。。)

しかし、クモの性別は男性の設定となっています。

これはアーシュラ・K・ル=グウィンの原作小説でも同様で、性別は男性の設定となっていて、設定資料にも記述があるようです。

ただ、原作では”クモ”という名前ではなく、”コブ”というキャラクターとして登場します。

”コブ”という名前を”クモ”に変えた理由については明らかになっていません。

ただ、コブという名前には「オスのハクチョウ」という意味があり、より不気味なイメージを持たせるために、足が8本ある昆虫の”蜘蛛”と同じ名前にしたのでないでしょうか。

クモのモデルとなった人は女

クモの性別は男性ということで間違いありませんが、クモのモデルとなった人物は女性です。

クモのモデルとなった人物は、スタジオジブリのプロデューサー室の田村智恵子(通称、たむちん)さんという方がモデルになっています。

田村さん自身、当初自分がクモのモデルであることを知らなかったようで、自分がクモのモデルと知ったときは”心外だった”と語っているようです。

女性をモデルにして、クモを描いたからこそ、勘違いする人も多かったのかも知れませんね!

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は「ゲド戦記」で謎の多い”クモ”の正体やその後、そしてクモの性別についても解説しました!

・クモの正体は、原作ではハイタカとクモはローク島の学院で学ぶ魔法使い同士

・ハイカタはクモを会心させようとするも、失敗し、復讐心を抱かれている

・クモの性別は男性。しかしクモのデザインモデルの人物は女性

詳細な説明のないまま、物語が進むため、理解が追いつかないという人も多い作品ですが、原作などを読んでから見てみるとさらに魅力を感じることができるかも知れませんね!

 

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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