2006年に公開された映画「ゲド戦記」
当時、宮崎駿監督の長男・宮崎吾朗さんの初監督作品としても話題になりました。
そんな「ゲド戦記」に登場するヒロインのテルー。
顔には大きな火傷の跡があり、生命を粗末にする人間を嫌う彼女は、今作のストーリー上で重要なキャラクターとなっています。
しかし、今作では各キャラクターの丁寧な解説なども少ないため、謎の部分が多いのも事実です。
そこで今回は映画「ゲド戦記」に登場するテルーの正体や竜との関係性、そして、原作との違いについても解説していきます!
目次
【ゲド戦記】テルーの正体やその後は?
テルーの正体はドラゴンの末裔
引用:https://www.ghibli.jp/works/ged/#frame
映画の終盤でテルーの正体はドラゴンであることがわかります。
ただ、テルーは映画の冒頭で争っていた2頭の竜の1匹ではありません。
映画「ゲド戦記」では「人は昔、竜だった」と語られていたり、キャッチコピーなどにも「かつて人と竜は一つだった」という文言が用いられています。
また、原作でも「竜族の一部が人間になる道を選んだ」といった内容が記されています。
こう言ったことから、テルーの正体は、過去に人間になることを選んだ龍族の子孫だったのです。
しかしそこで疑問が一つ生まれます。
テルーがドラゴンであるならば、なぜクモが襲ってきた時にテルーはドラゴンの姿となり、すぐに倒さなかったのでしょうか?
その理由は、テルー自身も自分の正体がドラゴンであることを知らなかったから。
実は「ゲド戦記」の作中に、人間界で普通に生活している龍族の子孫は多くいます。
しかしその龍族の血を引く者のほとんどが「自分たちの祖先が龍族だった」ということを忘れて生活しているのです。
もちろんテルーも例外ではないため、彼女自身自分がドラゴンであることを知らなかったのです。
テルーの真の名と竜の関係性は?
引用:https://www.ghibli.jp/works/ged/#frame
映画の終盤でクモの魔力によって、城もろとも全てを破壊されようとしていた時、
アレンがテルーの真の名(テハヌー)と叫ぶとテルーはドラゴンへと姿を変えていました。
なぜテルーはドラゴンへと姿を変えたのでしょうか?
上記でもお伝えしたように、テルーは龍族の子孫であり、龍の化身です。
龍族の血を引くものは、何かのきっかけで本来の姿(竜の姿)に戻る「祖先返り」のような現象が起きます。
ただ、今回のように真の名を呼ばれることで龍族の皆がドラゴン化するわけではなく、テルーの場合は、真の名を呼ばれた場合だったというだけに過ぎません。
そのため他の龍族の血を引く者たちは、また別のタイミングで龍に戻るのです。
【ゲド戦記】テルーの原作との違いは?
テルーの過去は原作と全然違う?
引用:https://www.ghibli.jp/works/ged/#frame
ジブリ版「ゲド戦記」でのヒロインである、顔に火傷の跡がある少女テルーですが、原作とジブリ版では違う部分があります。
親からの虐待を受け殺されかけていたところをテナーに救われたテルーは、ジブリ版「ゲド戦記」では顔の左半分に火傷の跡があります。
しかし原作『ゲド戦記』では右半身に重度の火傷を負い、また、炎によって喉も焼き潰れてしまっています。
そのため、ジブリ版の中で登場するようなテルーの唄は歌うことができないという違いがあります。
また年齢についても変わっていおり、原作では6歳か7歳ごろと幼い設定になっています。
しかし、ジブリ版では詳細な年齢はわかっていないものの、アレンが17歳ごろであることから、テルーも同じ世代のおおよそ10代半ば15歳くらいだということが考えられます。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は映画「ゲド戦記」に登場するテルーの正体や竜との関係性、そして、原作との違いについても解説しました!
・テルーの正体は龍族の子孫で、最初の龍はテルーではない
・テルーがドラゴン化したのは時が満ちたから
・テルーは原作ではより火傷の傷が深く、年齢も幼い設定となっている
原作を知らないとわからない部分も多いので、より「ゲド戦記」を楽しむためには、原作も読んでみるといいかも知れませんね!
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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