十二人の死にたい子どもたちの0番の正体や謎は?死にたい理由についても

映画・アニメ

安楽死を望む十二人の集いを描いた冲方丁の原作「十二人の死にたい子どもたち」

 

今回は物語の登場人物である「十二人の死にたい子どもたち」の「死にたい理由」や「0番の正体」についてまとめてご紹介していきます!

※ここからはネタバレを含みますのでご注意ください!

十二人の死にたい子どもたちのあらすじ

廃病院に集まった12人の子供たち、彼らの目的は安楽死をすること。

しかし、彼らが集まった地下の一室では、いるはずのない13人目の少年が先に眠りについていました。

自分たちの中に13人目を殺した犯人がいる可能性があり、このまま安楽死を実行すれば自分たち全員が犯人扱いされる恐れがある。

彼らはこの集いのルールである

・方法は、12人同時の安楽死。
・12人の意見が一致しないと実行できない。
・それぞれの自由意志は尊重され、途中で退出することもできる。
・退出した場合は、今までのことは秘密にすること

にのっとり、多数決をとり、13人目を殺した犯人を推理しながら、議論を進めていきます。

そして、12人が出した決断とは。。。?

この映画の最も重要な人物は13人目(0番)の人物です。0番の正体と謎についてまずはご紹介します!

0番の正体と謎について

0番の正体について

ゼロバン(0番、13番):とまん

13番目(0番)の正体は、ユキの兄。

ユキが仕掛けたイタズラによって事故に遭い、植物人間となってしまった。また、その事故でユキも片手の握力を失ってしまいます。

兄を植物人間にしてしまったことを後悔しているユキは、兄と一緒に安楽死の集いに参加を決意。

主催者のサトシ(1番)が決めたルール「家族や同伴者は参加できない」があるため、ユキは集合時間よりも早めに行くことで、兄と一緒に他の参加者よりも先に死ぬつもりだった。

0番が廃病院に入った経緯とは?

0番が廃病院に入った経緯としては、大きく分けて2つの経緯があります!

それは、”0番を廃病院の入り口まで運んできた経緯””廃病院の入り口から、地下のベットまで運んだ経緯”です。それぞれについて見ていきましょう!

【0番を廃病院の入り口まで運んできた経緯】
廃病院には、裏口からの入場となっていたが、兄を乗せた車椅子が段差を越えられないため、正面玄関から入ることに。

しかし正面玄関は閉まっており、ドアを開けるために、その場に残し、ユキはその場を去る。

正面玄関のドアの鍵を開け、戻ろうとしたところ、アンリ(7番)とノブオ(9番)がいた。

サトシが決めたルール「家族や同伴者は参加できない」を破ったことで、「集い」が中止されるのを恐れて兄を残し、身を隠します。

ユキは帽子とマスクで顔を隠していましたが、廃病院の2Fのカウンターに帽子とマスクを捨て、集合時間まで、隠れることにしました。

 

【廃病院の入り口から、地下のベットまで運んだ経緯】
アンリ(7番)廃病院の屋上から、参加者が集まってくるのを観察していました。

アンリの次にノブオ(9番)が屋上にやってくる

そこに、”帽子とマスクをした人物”が車椅子を押してきたのを見つけたアンリは「障害がある参加者」がきたと思い、ノブオと一緒に正面玄関に向かう。

アンリとノブオが玄関に到着すると、そこには車椅子の人物だけが残されていて、”帽子とマスクをした人物”がいないことを不審に感じる。

車椅子の人物が死んでいると思ったアンリとノブオは「集い」が中止になることを恐れ、車椅子の人物を「先に安楽死を実行した参加者」に見せかけるように計画を立てる

アンリの指示のもと、アンリは屋上から参加者たちの監視、ノブオは車椅子の人物(0番)をベットまで運び偽装した。

ここからは、12人の死にたい理由を見ていきましょう!

十二人の死にたい子どもたちのキャストと死にたい理由について

サトシ(1番):高杉真宙

15歳の高校1年生・サトシ(1番)。冷静沈着で、安楽死の集いの主催者です。

「集い」の会場である廃病院は、かつて父親が経営していたもので、父の自殺によって廃病院となっていました。
さらには母が兄と共に無理心中を図った過去があり、自分は死にとりつかれていると思うようになります。

ケンイチ(2番):渕野右登

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16歳の高校2年生・いじめられっ子のケンイチ(2番)。

根は明るい性格ですが、空気が読めないため学校でいじめられています。

中学時代、担任の先生に目をつけられたことがきっかけで、長い間いじめられているという彼。

12番のマイからは「空気が読めないやつは人気者にもなったりするのにね」と言われています。

集合時間になる前に受付の階で人が倒れるような音を聞いており、最初の決の時に反対した人物です。

ミツエ(3番):古川琴音

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16歳の高校2年生・ゴスロリ少女のミツエ(3番)。

敬愛していたバンドのメンバーが若くして亡くなったため、自らも彼を追うかのように自殺しようと考えます。

感情的なところがありますが、他人の痛みを理解しようとする場面が多くあります。

集合前は女子トイレに行き、亡くなったバンドのメンバーが吸っていたものと同じタバコを吸っていました。その時に片足だけの靴を見つけています。

>>ゴスロリ少女・ミツエ役古川琴音さんとは?劇中の方言や演技力についても

リョウコ(4番):橋本環奈

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謎の少女・リョウコ(秋川莉胡・4番)。

白いワンピースに深くかぶったニット帽とマスクで、途中まで顔が分かりませんでしたが、のちに、天才子役から有名女優になった秋川莉胡であると判明します。

大人がお金と時間をかけて作り上げた「莉胡」というもう1人の自分を、商品だと言い嫌っており、芸能生活に疲れ切ったため、リョウコとして死にたいと言って「集い」に参加しました。

喫煙者で、外のベンチに落ちていたタバコは、リョウコが吸ったものでした。

シンジロウ(5番):新田真剣佑

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17歳の高校3年生のシンジロウ(5番)。

末期の病気に侵されており、近いうちに身体が動かなくなると言います。

昔から闘病していたためクスリや医療機器に詳しく、また警察官である両親の影響からか推理好き。0番にまつわる謎を冷静に分析し、次々に明らかにしていきます。

薬の影響からか髪は抜け落ち、カツラと帽子を常に被っています。

メイコ(6番):黒島結菜

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18歳の高校3年生・メイコ(6番)。

始めはおどおどした様子でしたが、安楽死実行に対しては積極的で、度々実行を急かすような発言をします。

父親の会社が倒産寸前のため自分自身に保険金をかけ、自殺をすることで父親の会社を持ち直させよう考えています。

「死んだ娘に生かされてる父親」と言われることを望んでおり、父に対して歪んだ愛情があります。

アンリ(7番):杉咲花

17歳の高校3年生アンリ(7番)。

髪が長く黒い服に身を包んでいます。議長タイプで気が強い少女。

実は4歳のころ家が火事で燃えており、その時に弟が死んでしまっていたのです。母親は悲しむ素振りを見せず、それを見たアンリは何のために生まれてきたんだろうと考えるようになります。

自らが死ぬことで、望まれずに生まれてきた子供たちの存在を社会に知らしめようと考えています。

タカヒロ(8番):萩原利久

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吃音(きつおん)の16歳高校1年生のタカヒロ(8番)。

幼少期から落ち着かない子どもということを理由に、親に薬漬けにされており、今でも薬を常用しています。薬の副作用で逆に不眠症になり、こんな生活に終止符を打つために参加。

番号を取る前に屋上に向かい、空を見て心を落ち着かせていました。その後ノブオとセイゴに6階で会い、3人で番号を取りに向かいます。

ノブオ(9番):北村匠海

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18歳の高校3年生のノブオ(9番)。

爽やかな青年ですが、自分をいじめていた少年を階段から突き落として殺したという過去がありました。その死は事故として片づけられたため、罪を償う思いで「集い」に参加します。

病院に来た時やけに汗をかいており、6階でタカヒロと会ったときには「屋上、意外と広くていいよね」と発言します。

セイゴ(10番):坂東龍汰

15歳・高校1年生のセイゴ(10番)。

不良キャラですが、弱者には優しい親分肌です。

親とは険悪の仲。母が自分に保険金をかけたことで、保険金目当てで殺されるのではと恐れています。母親に復讐するつもりで、保険金が下りない方法(自殺)で死のう思い「集い」に参加しました。

0番の存在で、自らの死を「自殺」と立証できなくなると思い、実行反対派にまわりました。

マイ(11番):吉川愛

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ユキ(12番):竹内愛紗

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15歳の高校1年生・ユキ(12番)。

おとなしく、目立つことが嫌いな性格。

終始おとなしくあまり発言をしませんが、議論になった際、「交通事故で体の一部が不自由になってから、たくさん苦しんできた。もう楽になってもいい」と集い参加の理由を語りました。

左半身が麻痺しているようで、重い荷物を持つことができませんでした。

犯人は誰だったのか?

病院の中に入れ、0番の偽装を行ったのは、アンリとノブオでしたが、病院の入り口まで、連れてきたのは、ユキ。

ユキは、過去に自分でしてしまったイタズラによって植物人間となってしまった兄とともに、死のうと思い、廃病院に連れてきていたのでした。

廃病院に到着した本当の順番とは?

到着した順番 参加者 到着してからの行動
1番 アンリ

(7番)

誰よりも早く着いて、屋上から参加者がやってくるのを見ていました。3番目に来た人物が車椅子できたと知り、移動を手伝おうと受付まで行きます。するとそこには車椅子を押していた人物がいませんでした。イレギュラーなことが安楽死実行の妨げになるのではと思い、ノブオと共に車椅子で来た人物を、先に来て実行した参加者だと思わせることにします。
2番 ノブオ

(9番)

アンリと共に死体を隠そうと病院を動き回っていたため、汗だくだったのです。リョウコとケンイチが聞いた人が倒れるような音は、ノブオが死体を落としてしまった音。車椅子が幅の狭いドアを通らなかったため、椅子を使って屋上まで連れていきます。その後、人が屋上に来れないように椅子を使ってエレベーターを止めていました。
3番 ユキ(12番)&0番 自分のせいで植物人間になってしまった兄と共に死のうと思い、兄である0番を連れてきたのはユキでした。アンリとノブオに見つかるのを恐れ、死体を受付の前で放置して自分は隠れていたのです。最後に番号を取り、会場に向かいました。
4番 リョウコ

(4番)

早めについたためベンチでタバコを吸って待っていました。その吸い殻をサトシが見つけたため、中盤まで犯人の有力候補でした。人が倒れた音を聞いた後、トイレの扉を開けて見えたのは3番のユキの姿でした。
5番 サトシ

(1番)

11時に病院にやってきてすぐに、誰かが電気をつけていたことに気づきます。会場の鍵を開けてからは、病院内で問題が起こっていないか巡回してました。そのため12時ちょうどに会場に姿を現したのです。
6番 ケンイチ

(2番)

病院に来てしばらくは、受付のところで莉胡が特集されている雑誌を読んでいました。その時に受付にあるユキの帽子とマスクを確認しています。その後会場入りし、死体を見つけています。
7番 ミツエ

(3番)

病院に来て女子トイレで時間をつぶします。この時に片足の靴を発見していました。女子トイレで吸っていたタバコが、ベンチの下に落ちていたものと同じだったため一瞬疑いをかけられました。
8番 シンジロウ

(5番)

病院に来てすぐ、自動ドアの電源が入っていることに気づき、正面玄関の前で立っていました。ノブオが自動販売機で水を買う音を聞いて、その場を立ち去っています。
9番 タカヒロ

(8番)

病院に来て、まず屋上に向かいます。しばらくするとノブオとセイゴがエレベーターを確認するために6階に来ており、2人と落ち合ってから番号を取りに向かいます。
10番 セイゴ

(10番)

病院に来てすぐ、受付の階にいるノブオに声をかけます。地下に行かないのかと問うと、エレベーターが止まっていると言われ、6階まで確認しに行きます。
11番 マイ

(11番)

病院に入ってきたのは11番目でしたが、ベンチで時間をつぶしていたため、裏口に入ったのは12番目でした。その時にアンリが花壇に捨てたマスクと帽子を見つけています。
12番 メイコ

(6番)

アンリが数えた時に13番目にやってきた人物となったため、アンリは不審に思い正面玄関から追いかけメイコに声をかけます。そのタイミングで、アンリは花壇にマスクと帽子を捨てていました。

 

最後に12人の死にたい子どもたちが出した結末とは?

死体だと思われていた0番を連れ込んだのはユキでした。

さらに死体は、植物人間状態ということが明らかになります。つまり0番は、まだ生きているということ。練炭自殺を実行してしまえば、集まった12人が0番を殺したことになってしまいます。

さらにシンジロウは、参加者の死にたい理由を聞くうちに、自分たちは死ぬべきでないと考えるようになりました。

ユキが兄を植物人間にさせてしまったのも、いじめのターゲットになっているのも、自分が病にかかっているのも、小さな不幸がたまたま降りかかっただけ。

死ぬという選択肢を選べるのであれば、生きるという選択肢も同じように選べるはずだと言い、この集いの中止を求めました。

参加者は、それぞれの悩みや自殺の動機を聞いているうちに、お互いのことを「死んでほしくない」と思うようになっていました。採決の結果、全員が中止に賛成したため、「集い」は解散することになったのです。

まとめ

閉ざされた空間で、限られた人間たちが何かをした。それに対して、誰が、何をしたかをそれぞれの証言を基に明らかにしていく本作品。

12人の登場人物にそれぞれ濃い情報があるため、頭の中で整理するのは大変かもしれないですね。

ただ、それぞれの死にたい理由や経緯について分かってくるとより、ストーリーを楽しめると思います!

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