映画「インビクタス」ネルソンマンデラを支えた詩の意味と内容は?製作秘話についても

9月20日に金曜ロードショーで映画「インビクタス/負けざる者たち」が
放送されます。

今作は南アフリカ共和国のネルソン・マンデラ大統領と同国代表ラグビーチームの白人キャプテンがワールドカップ制覇へ向け奮闘する姿を、クリント・イーストウッド監督が描いた作品。

今回は、作中に何度も登場する詩の内容「インビクタス」について深掘りしてご紹介します。また、映画作成に至る製作秘話についてもご紹介します。

 

ネルソンマンデラを支える詩「インビクタス」の意味と内容

映画「インビクタス/負けざる者たち」にはタイトルにもなった
詩人ウイリアム・アーネスト・ヘンリーの「インビクタス」という詩の一節
「私が我が運命の支配者、私が我が魂の指揮官なのだ」が繰り返し登場します。

詩人ウイリアム・アーネスト・ヘンリーは幼少期に結核を発症、10代で片足を切断、その後ジャーナリストを志すも病弱なため、8年間の入院生活。 やがて結婚し娘を授かるも、わずか6歳で病気でなくなってしまいます。

こうした人生の過酷な試練に向かい合ったときの、彼の心の叫び、魂の救済、不屈の精神を一つの詩に込めます。その詩こそが「インビクタス」なのです

反アパルトヘイト運動により、27年間も収監されていたマンデラは、この詩を思い出し、つらい獄中生活中の心の支えにするなど、重要な詩となっています。

作中では一部しか登場しないため、気になる方は全文を載せておきますのでぜひご覧ください。

【インビクタス-ウイリアム・アーネスト・ヘンリー】

私を覆う漆黒の夜
鉄格子にひそむ奈落の闇
私はあらゆる神に感謝する
我が魂が征服されぬことを
無惨な状況においてさえ
私はひるみも叫びもしなかった
運命に打ちのめされ
血を流しても、決して屈服はしない
激しい怒りと涙の彼方に
恐ろしい死が浮かび上がる
だが、長きにわたる脅しを受けてなお
私は何ひとつ恐れはしない
門がいかに狭かろうと
いかなる罰に苦しめられようと
私が我が運命の支配者
私が我が魂の指揮官なのだ

【INVICTUS – William Ernest Henley】

Out of the night that covers me,        
Black as the Pit from pole to pole,        
I thank whatever gods ma  be           
For my unconquerable soul.                                       
In the fell clutch of circumstance                               
I have not winced nor cried aloud.                           
Under the bludgeonings of chance                             
My head is bloody, but unbowed.                               
Beyond this place of wrath and tears                         
Looms but the Horror of the shade,                           
And yet the menace of the years                                 
Finds, and shall find, me unafraid.                             
It matters not how strait the gate,                               
How charged with punishments the scroll.               
I am the master of my fate:                                           
I am the captain of my soul.         

映画「インビクタス/負けざる者たち」の製作秘話について

ネルソン・マンデラは彼自身の自伝「自由への長い道」か出版された際、マスコミに「これが映画になったら、どの俳優にあなたを演じてほしいですか」と聞かれ、そこで、モーガン・フリーマンの名前をあげました。

その後、自伝の映画化権を持つプロデューサーがフリーマンとマンデラが引き合わせ、 実際に会うことが実現し、モーガン・フリーマンは

「もしも本当に僕があなたを演じることになれば、僕は、あなたに会わせてもらい、 手を握らせてもらい、あなたの様子を見て、声を聞く必要があります。了解していただけますか?」

と熱い思いをマンデラに伝えたとのこと。

自伝の映画化権を獲得したフリーマンは、本作品の脚本をクリント・イーストウッドに送り、監督を依頼。後日イーストウッドが快諾し、製作が決定。

記者から、イーストウッドへの依頼は難しかったですかと聞かれた、フリーマンは、 「僕は、説得というものをやらないんだよ。僕じゃなく、脚本自体が彼に売り込んだんだ。」と笑いながら話していたとのこと。

ストーリーもさることながら、フリーマンとイーストウッドは3度目の共演のため、そのコンビネーションも素晴らしいものになっています。

まとめ

・「インビクタス」は詩人ウイリアム・アーネスト・ヘンリーの詩で、酷な試練に向かい合ったときの、彼の心の叫び、魂の救済、不屈の精神を歌ったもの。
・本作は、モーガン・フリーマンがクリント・イーストウッドに監督を依頼し、製作が開始された。

実話に基づいたストーリーもさることながら、出演者や監督も素晴らしい方ばかりなので 見なきゃ損ですね!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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