「億男」古河九十九の落語「芝浜」のあらすじと作中の意味は?最後のセリフとの繋がりをネタバレ

映画・アニメ
主人公一男はある日、3億円の宝くじが当選し億万長者に。
 
その後、15年ぶりの親友であり、事業で成功を収めた古河九十九との再会し、お金の使い方について相談。
 
その夜に親友と一緒に3億円がなくなってしまいます。

今回は、落語「芝浜」のあらすじや、作中での意味、また九十九の最後のセリフとの繋がりについてもご紹介します!

映画「億男」古河九十九が得意な落語「芝浜」のあらすじ

魚屋の勝五郎(魚勝)は酒におぼれて、しばらく仕事をさぼっている。

女房に尻を叩かれ、魚を仕入れに芝の河岸(かし)に来てみると、まだ早すぎて開いていない。

仕方がないので芝の浜で一服していると、流れ着いた財布を見つける。開けてみると、なんと五十両もの大金が入っていた。

勝五郎は長屋に戻り、仲間を集めて、大酒を飲み、ご馳走をふるまって、その日は寝てしまう。

翌朝、「酒代はどうするのか」と尋ねる女房に、勝五郎は昨日の大金の入った財布の話しをする。

ところが女房は「大金って何の話しだい? 夢でも見たんじゃないか」という。どこを探しても財布は見つからない。

「あれは夢だったのか」とあきらめ、それ以来、勝五郎は心を入れ替え、酒を断ち、仕事に打ち込むようになる。

その結果、表通りに店を構え、人を使うまでになる。

三年後の大みそか。女房が勝五郎に、ぶつなり殴るなりしていいからと、財布を差し出し、いきさつを話し始める。

財布の横領は死罪。このまま大金を手にしたら、亭主は本当にダメな人間になってしまう。

困った女房は大家と相談のうえで、役所に届け、亭主には夢だと話すことにした。三年後、落とし主が不明で財布は下げ渡されたのである。

三年間、隠していたことを詫びる女房に、勝五郎は自分を立ち直らせてくれたと感謝する。

女房は、勝五郎の労をねぎらって、久しぶりに酒でもつけようかと言う。

勝五郎は喜んで、一度は盃に手をつけるが、それをおろしてひと言。

「よそう。また、夢になるといけねえ」

「億男」での落語「芝浜」を伝えたかったこと

伝えたかったこと①:目先の金で人は変わる。

以前、九十九は、自分が起業したの会社「バイカム」の買収の話が上がった時のこと。

大金に目がくらみ、信じていた社員たち(十和子、百瀬、千住)が九十九を裏切ると言ったことがありました。

その経験から、大金の運用方法を相談しに来た一男に、急に大金持ちになることで、人に裏切られることがあること

またお金に惑わされることなく、自分の「欲(心から願っていること)」を満たすために生きることを考えさせ、過ちを犯さないように考えを改めさせているます。

伝えたかったこと②:「親友の友情」+「ダメな男の再生」

兄弟の借金3000万を背負うことになった一男が、親友・九十九の助けによってお金に惑わされることなく、自分の中にある「欲(心から願っていること)」を見つめ直して、生きていってほしい。

そういうことを伝えているんですね!

最後のセリフとの繋がりをネタバレ

落語『芝浜』を億男に置き換えると勝五郎=一男、奥さん=九十九ということになります。

この勝五郎の話、まさに億男のストーリーそのものですね!

最後のセリフも落語『芝浜』になぞって締めのセリフを言ったということになります。

宝くじで三億円当てた一男がダメ人間にならないように、九十九はお金をもって一男の前から消え、 九十九と消えた3億円を探す間に出会う人々との出会いから、一男はお金では買えない大切なものがあることが気づいたのでしょう。

お金に振り回されることなく、本当に大切なものは何なのかを考えてみてほしい。

そういった思いを身をもって知ることのできた一男に、落語のラストと同じようにお金を返し、最後のセリフで同じように締めたんですね!

まとめ

・落語「芝浜」は大金に目が眩んだ夫を奥さんの演技で、改心させる物語
・九十九が一男に伝えたかったことは、お金に振り回されず、自分の「欲」のために生きろ!ということ

この作品は、お金についてかなり考えさせられる作品なので、一度見てみて、自分にとってお金とは?幸せとは?と考えるきっかけになるかもしれませんね!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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