2011年に公開された映画「コクリコ坂から」
「ゲド戦記」に続く宮崎吾朗監督作品の第2作で、1963年の日本を舞台に、ノスタルジックな雰囲気で繰り広げられる長編アニメ作品です。
映画の冒頭で、新聞部部長である風間俊が学校内の池に飛び込むシーンがあります。
しかし、なぜ風間が飛び込みをしていたのかは解説されていませんでした。
そこで今回は、なぜ風間が池に飛び込んだのかその理由や海が助けた理由について解説します!
目次
【コクリコ坂から】風間俊の池の飛び込みの意味は抗議のため?
俊が飛び込んだ理由は抗議のため?
わー!ほしー!抗議の議がいい!へいっ! RT @studioatCAT: ガリ切りー!ガリ切りだぁ。
ガリ版といったら、
コクリコ坂から。「週刊カルチェラタン」よね!(^-^)/へいっ! pic.twitter.com/8HIONJpK— KiryuAyumi 木龍歩美 (@kiryumi) January 6, 2012
映画の冒頭で俊が学内の池に飛び込んでいるシーンがありました。
なぜ俊は池に飛び込んでいたのでしょうか?
その理由については週間カルチェラタンにその答えがありました。
カルチェラタンにはこのように書かれていました。
「あれは、学校へ抗議する際の、伝統のパフォーマンスだ」
池に飛び込むこと自体に特に意味はなく、学校へ抗議する際の単なるパフォーマンスだったのです。
海が通う港南高校では「池に飛び込むこと=抗議のパフォーマンス」として昔から伝統として受け継がれていたということだったんですね。
海が俊を池から助けたのはなぜ?
抗議をするための伝統である池への飛び込み。
俊が池に飛び込んだ後、多くの学生が周りにいたにもかかわらず、助けに行ったのは海1人だけ。
もともと知り合いでもないのに、なぜ海は俊を助けに行ったのでしょうか?
最も考えられることとして、海が俊のことを知っていたから。
この飛び込みのシーンの前に、海は週間カルチェラタンで毎朝旗をあげる海のことが詩に書かれていました。
そこで、その詩を書いた人物が俊だということがわかっていたからこそ、自ら手を差し伸べたのかもしれません。
また、飛び込む前に俊は海と目が合い、微笑んでいました。
そのため、海自身も微笑んだ理由が知りたくて、つい飛び出して助けてしまったのかもしれません。
また、海が俊を助けることで、2人の偶然の出会いを演出できるため、物語の起点を作るためだったとも考えられますが、それだけだと少し寂しい気もしますね。。
俊が池に飛び込むシーンは海の行動力を描いていた?
昨夜はトトロでしたね🌱𓂃 𓈒𓏸
来週の「コクリコ坂から」は吾郎さん監督で、ちょっとマイナーな気もするんだけど……
実は結構好きな作品なのですよ🚢
観てない人は来週ぜひ pic.twitter.com/PBbVOdisOT— ばるこん・シンセシス・3歳児 (@Baruko_hit) August 14, 2020
映画の中で海は「行動力のある女の子」として描かれています。
作中ではカルチェラタンの部室等を大掃除しようと提案したのも海ですし、理事長を動かす決め手となったのも海の発言でした。
このシーンでは海の助けたいという思いがすぐ行動に出てしまう、そんな海の行動力を表したシーンでもあったのではないでしょうか?
他の女子が呆然として何も出来ない中、一人飛び込んだ子を心配して駆け寄る海。
しかし、それが抗議をするための単なる「伝統行事」であることを理解し、無事だとわかった海は怒って去る。
短いシーンでしたが、海の行動力と青春の一ページをうまく切り取った素敵なシーンとなっていました。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回はなぜ風間が池に飛び込んだのかその理由や海が助けた理由について解説しました。
1963年の日本ということで、まだ戦争の記憶があるような時代の青春を丁寧かつ、ジブリ特有の表現で描いていてとてもよかったですね。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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