【美女と野獣】王子の名前は何?由来やディズニーと原作では違う?

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【美女と野獣】王子の名前は何?由来やディズニーと原作では違う?魔女に呪いを掛けられて野獣となってしまった王子と、読書が好きな美女との恋物語を描いたディズニー長編アニメーション映画「美女と野獣」。

2007年には実写化され、ディズニーの中でも不朽の名作です。

魔女に呪いをかけられ、野獣となった王子ですが、実は本編では名前は呼ばれていません。

今回は、そんな野獣になった王子の名前やその由来、また、ディズニーと原作の違いについても解説していきます。




美女と野獣の王子の名前は何?

王子の名前は誰も知らない?

「美女と野獣」で愛し合う野獣とベルですが、ベルは野獣の名前を知りません。

ベルは野獣のことを「彼」や「あなた」と呼んでいます。

また、今まで近くにいた存在である召使いのコグズワースやルミエールでさえも「王子」「ご主人様」と呼んでおり、誰一人として野獣の本名を呼んではいません。

実写版「美女と野獣」のエンドロールにおいても、キャスト名に記されているキャラクターの名前は「野獣(Beast)」のみ。

元々設定上、王子の名前はなかったのでしょうか?

王子の名前は”アダム”

ディズニーファンの間では、「美女と野獣」の野獣の名前は「アダム」だと言われています。

これは、1998年に制作された「The D Show」というディズニー公認のゲームの中で野獣が「アダム王子」という名前で紹介されているためです。

しかし「アダム王子」は野獣の公式につけられている名前ではありません。

実写版「美女と野獣」のDVDのディレクターコメンタリーでは野獣は「野獣」または「王子」としか呼ばれていません。

さらに、アニメ版の「美女と野獣」でベルには「ベル」という名前を与えたのに、野獣に名前を与えなかった理由を作家とプロデューサーたちは次のように述べています。

「必要性を忘れていたから。」

それほど、王子の名前についてはストーリー上必要がなく、それよりもストーリー自体に力を入れていたと言うことなのでしょう。

ただ、公式ではないものの、アニメーターたちは野獣のことを「アダム」と呼んでおり、現在では暗黙の了解でその名前が使われているとのこと。

いつの日か、公式に野獣を「野獣/アダム王子」と表記してすっきりしてほしいですね。

王子の名前”アダム”の由来について

公式ではないものの、アダム王子と呼ばれている野獣。

この名前は誰がモデルでその由来はどこからきたのでしょうか。

野獣の名前「アダム」については、誰もが一度は聞いたことがあるであろう聖書に登場する「アダムとイヴ」からインスピレーションを得ているそうです。

また、野獣が愛を知り、獣の姿から呪いが解けて人間に戻るその過程は新たな創造の瞬間として捉えられています。

野獣はバッファロー、クマ、ゴリラ、ライオン、イノシシ、オオカミなど多くの動物たちが複合して出来上がったキメラです。

聖書に出てくるアダムは天地創造の6日目にすべての動物を神が創造し終えた最後に生まれた神に似せて作られた存在。

そして、イヴという女性と愛を育んでいくという点。

なんとなく美女と野獣の真実の愛を知っていく過程と共通する部分があるのではないでしょうか。

そう言った観点から、アニメーターなどから「アダム」と呼ばれ、それがファンの間で浸透していったと言うことなのではないでしょうか。

原作での王子の名前は?

1991年のディズニーアニメ映画「美女と野獣」、2007年に公開された実写版「美女の野獣」には原作があります。

これらの原作小説は、1740年にフランスのヴィルヌーブ夫人という女性が執筆した「La Belle et la Bête(美女と野獣)」です。

この原作小説ではなんと、ベルも野獣も名前や本名はありません。

ベルも「美しい人」という意味のフランス語が役名として使用されているだけ。

野獣は相変わらず「野獣」のまま。つまり、王子の名前はありませんでした。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は野獣になった王子の名前やその由来、また、野獣の呪いの期間などについて解説しました。

調べてみると意外な事実も多く、野獣の公式の名前がないのも驚きでしたね。

こう言ったトリビア的な要素を知った上で再度作品を見てみると、見え方も変わってくるかもしれないですね!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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