「ターミネーターニューフェイト」はT2のリメイク?賛否両論の理由や賞賛されている点を考察!

映画・アニメ
現在、ターミネーターシリーズ最新作、映画「ターミネーター:ニュー・フェイト」が全国の劇場にて公開中です。

「ターミネーター2」の“正当な続編”とされている本作は、その重要キャラクターであったサラ・コナー役のリンダ・ハミルトンや アーノルド・シュワルツェネッガーなどが出演していることでも話題になっています。

しかし、その評価はやや賛否両論となっています。

今回は、「ターミネーター:ニュー・フェイト」になぜ賛否両論があるのか、その根本的な理由について徹底的に解説していきます!

「T2」のネタバレには触れているので、ネタバレしたくない方はご注意ください。

「ターミネーターニューフェイト」はT2のリメイク?賛否両論がある理由について

「T3」「T4」「T5」を“なかったこと”にしてしまっている

 

「ターミネーター ニュー・フェイト」は1984年の「ターミネーター」から続く、シリーズ通算6作目となる作品で、本作が物議を醸している第一の要因は、「ターミネーター2」以降の作品、である 「ターミネーター3」「ターミネーター4」「ターミネーター:新起動/ジェニシス」という前3作を、“なかったこと”にしていること。

なかったことにしている明確な理由には、製作者側の「(今回は)サラ・コナーの物語を描くため」という意向もあります

前述した前3作は、「T2」で活躍したサラ・コナー息子のジョン・コナーの“その後”の姿をフィーチャーしていたが、監督のティム・ミラーは「T1」から活躍していたサラ・コナーの物語を掘り下げるべきであると主張しており、それは脚本チームで大いに支持されていたとのこと。

重要だったキャラクターをメインに据えるために、仕切り直すという考え方はいいのですが、 前3作が興行的・評価的に振るわなかったから、“なかったこと”にせざるを得なかったのだろうという、作り手の事情も見え隠れする形になっています。

「3」はターミネーターの生みの親であるジェームズ・キャメロンからも批判され、「4」は3部作構想となる予定だったが製作会社が倒産し、リブート(仕切り直し)したはずの「新起動/ジェニシス」も続編を匂わせる終わり方をしていたのにやっぱり打ち切られています。

こういった経緯を鑑みて、ビジネス面を考えれば、確かに世間的に“失敗した”とされる映画の続編は作りにくいのは確かですね。

そのため、今回「ニュー・フェイト」における“正当な続編”という触れ込みに不信感を持ってしまい、 シリーズを真摯に追ってきたファンこそがどこか冷めた目線になってしまう、 または複雑な心境になってしまうのも致し方ないことかもしれません。

映画の冒頭で描かれるジョン・コナーの扱いについて

今回の『ニュー・フェイト』で物議を呼んでいる二つ目の要因が、冒頭でのジョン・コナーの死。

ティム・ミラー監督も、この序盤の展開について「ドラマティックでインパクトのある始まりにしたかった」と振り返り、 脚本家チームも「もしシリーズを新たな方向性に進めるのなら、過去をいくらか水に流す必要がある」と判断していたとのこと。

確かに、インパクトのある展開ではありますが、「T2」の“正当な続編”と言っておきながら、 ここまでのことをやってしまうことに、ショックを受けてしまうというのも無理はないでしょう。

ジョン・コナーの死についてはこちらの記事もご覧ください
>>【ネタバレ】「ターミネーターニューフェイト」でジョンコナー死亡!その理由と評価についても

アーノルド・シュワルツェネッガーの出演について

 
 

中盤から、アーノルド・シュワルツェネッガー演じるターミネーター、T-800(「T2」に登場したものとは別のT-800)が登場しますが、 この設定に、無理やりな印象を覚えてしまう方もいるいたようです。

アーノルド・シュワルツェネッガーを出演させるに当たって、「70歳を超えたアーノルド・シュワルツェネッガーを“老いた”姿で出演させる」であったり、「「T2」のラストでT-800が溶鉱炉に溶けたという事実と矛盾しないようにする」などといった“条件”をクリアーした設定としては、これが“最適解”だとも思えたからだ。

「T1」においてターミネーターの皮膚は人間の皮膚であることからも、時が経ち、人間の中で潜伏していたという設定からも、老いている説明としては、納得いくところではあります。

また、「T2」のラスト近くでのT-800の名セリフである「泣く気持ちがわかった。泣く事は出来ないがね」や、ラストのナレーションである「機械のターミネーターが命の価値を学べるなら、我々も学べるはず」などを踏まえたかのようなセリフと設定も、本作には織り込まれており、 「T2」にあった精神を受け継いでいる点では、感動する部分も多かったですね。

「ターミネーターニューフェイト」で賞賛されているポイント

豪華で幅広いキャスティング

サラ・コナー役のリンダ・ハミルトンやアーノルド・シュワルツェネッガー、また少年時代にジョン・コナー役を演じたエドワードファーロングも 出演しており、これまでのターミネーターシリーズを愛してきたファンにとっては嬉しい出演陣になっております。

また、謎の女性を演じたのはカナダ人のマッケンジー・デイヴィス、事実上の主人公を演じたのはコロンビア人の新鋭女優のナタリア・レイエス、その弟役にメキシコ出身のディエゴ・ボネータ、新型ターミネーター役にオースティンで生まれ育ったガブリエル・ルナと、新しく出演する俳優陣も 国際色豊かで、幅広いキャスティングになっています。

また今回日本語吹き替えに選出された声優陣も豪華メンバーが出揃っており、キャスト陣については満足いくものになっているようです。

百合物語的展開やど迫力のアクション

 

本作では、主人公の女性・ダニーを“守る存在”が、リンダ・ハミルトン演じるサラ・コーナーと、 マッケンジー・デイヴィス演じるグレースという“2人”の大人がおり、本作は「年の差のある百合カップルが義理の娘を守りつつその教育方針について対立し合う」という、 “子育て映画”のような構図もあるように感じている方も多かったようです。

また、のっけから最後まで瞬きもできないほどのアクションの連続で最後まで飽きることなく楽しめた!という声も多くありました!

まとめ

・「ターミネーターニューフェイト」は賛否両論あり、これまでの作品を無視するような展開にがっかりする人も多かった。
・「ターミネーターニューフェイト」において、豪華なキャスティングや迫力のあるアクションシーンは高評価をつけている人も多かった。

賛否両論ある「ターミネーターニューフェイト」ですが、「T2」の続編ととるよりかは、 別物として考えてみる方が期待しすぎず楽しめるかもしれませんね!

 

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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