【オリエント急行殺人事件】難しいつまらないと感じる人続出?モヤモヤした終わり方の理由についても

映画・アニメ

アガサ・クリスティによって1934年に発表された長編小説を映画化した映画「オリエント急行殺人事件」

1974年にも映像化されましたが、再度キャストを変えて2017年に公開されました。

過去に何度も映画化され、日本でも2015年には三谷幸喜監督が脚本を手掛けており、日本だけでなく、世界で愛されているミステリー作品です。

2017年に公開された「オリエント急行殺人事件」は、監督兼主演をケネス・ブラナーが務めていますが、その評価は賛否両論。

新たに映像化下にも関わらず、特に変化もなく。。。

期待して見たのに、ガッカリだった。そんな方も多いのではないでしょうか?(実は自分もそうでした。。。)

そこで、今回は、どんなところがダメだったのか、またつまらないと感じたのかについて解説していきたいと思います!


【オリエント急行殺人事件】つまらないと思うポイント

オリエント急行殺人事件でがっかりしたポイントについてお伝えしていきたいと思います!

古典の味わいがない

原作は1934年にアガサ・クリスティが発表した小説『オリエント急行の殺人』

そのため、これまで映画化された際にも、その1930年代の雰囲気をどことなく古い感じがありました。

しかし、今回の作品では、その古き良き味わいが全くなく、まるでファンタジー作品。

オリエント急行が登場するシーンや、雪山を駆けるシーンは、もはやファンタジー超大作の「ハリーポッター」そのもの。

映像としての美しさはあったものの、豪華すぎるが故にリアリティはなく、味わいもなくなっているように感じました。

アクションシーンが微妙

今回の作品では原作にないアクションシーンが加えられていました。

雪崩で列車が止まった後に、秘書であるマックイーンが逃走したり、医者が銃でポアロを撃ったり。。。

しかし、オリエント急行殺人事件の面白さは逃走劇などではなく、列車という密室で行われる緊張感のある犯人探し。

息の詰まるような推理のシーンが醍醐味であるにも関わらず、逃走したり、そもそも謎解きも列車の外で行われる始末。

無駄な開放感がつまらなく感じてしまいました。

豪華なキャストの無駄遣い

https://twitter.com/P4vKk/status/1312003953761021953?s=20

今回主人公ポアロを演じたのは監督も務めるケネス・ブラナー。

「マイティ・ソー」や「シンデレラ」などの有名作の監督としても携わった人物です。

そんな主人公以外にも

  • ジョニー・デップ
  • ペネロペ・クルス
  • ウィレム・デフォー
  • ミシェル・ファイファー
  • デイジー・リドリー

など、超豪華なキャストが揃っていました。

しかし、そんな豪華なキャストにも関わらず、ほとんどの見せ場がポアロ。

もちろん主人公であるので、見せ場が多いのは当たり前ですが、他の俳優たちがこれと言って印象深い見せ場がないのがあまりにももったいない。

これまでの作品では多くの時間を割いていた乗客から話を聞くシーンでも、原作にはないシーンを多く入れたため、短めに。

さらに、テンポよくストーリーが進むため、ポアロと乗客たちとの駆け引きも楽しむ余裕はありませんでした。

謎解きの面白さが半減

https://twitter.com/20thcenturyjp/status/1303256769246842881?s=20

ミステリー作品の中で一番の盛り上がりを見せる場面が”謎解き”

犯人が事件を起こした経緯を見破り、犯人を追い詰める大事なシーンですが、今回の「オリエント急行殺人事件」では大事なシーンのいインパクトが薄かったように感じます。

少しネタバレすると、今回の犯人は「乗客全員」

結末としては衝撃の真相なのですが、今回の場合、真相が明かされる場面の盛り上がりがさほどなく、すっきりとしませんでした。

「最後の晩餐」風にした意味

今回の作品では、ラストの謎解きは、列車の外で行われていました。

トンネルの入り口に用意された長いテーブルにつく12人の姿は、まるでレオナルド・ダヴィンチの名画「最後の晩餐」。

「最後の晩餐」は、イエス・キリストが処刑される前夜に12人の弟子と摂った夕食を様子を描いたもので、横並びの卓の中央にキリストが腰かける構図になっています。

本作で横並びの卓の中央にに座るのは事件の首謀者であるハーバード夫人。

このことから、彼女がこの全体の中でのキリスト的存在ということを表したかったのでしょう。

ただそれを表すために、原作では室内で行っていた緊張感のある謎解きが、外で行われているため、謎解きの緊迫感は薄れてしまいました。

白黒はっきりしない終わり方

原作ではポアロは真相を公に公開しないことを決めて、12人の犯罪者を見逃します。

しかし、今作では、2つの案を提示した上で、解決策を犯人自身に身の振り方を決めさせます。

そのため、結末がぼやっとした印象になり、モヤモヤが残る消化不良なものとなってしまいました。

モヤモヤした終わり方の本当の意味

今作では、白黒はっきりつけることなく、何となくモヤモヤが残るような展開でした。

しかし、このような展開について、監督兼主役を演じたケネス・ブラナーは最後のシーンについて次のように答えています。

ポアロが重荷を背負っていく心象風景を表したいと思った。原作小説は、“事件は解決した、これで終わり”という締め方で、オリジナル映画版ではシャンパンまで飲んでいる。でも、現代はそうはいかない。白黒はっきりつけられる時代ではない灰色の世界を、われわれは毎日生き延びているんだ。

このことから分かるように、今回最後のシーンがモヤモヤしたように終わっていたのは、あえて行ったこと。

世の中の状況に合わせて、作品に色をつけた結果、今回のようなはっきりとしない終わり方になったということなんですね。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は、どんなところがダメだったのか、またつまらないと感じたのかについて解説しました!

モヤモヤの残る最後のシーンは現代に合わせた仕様になっていたんですね。

しかし、これまでの作品が好きだった人にとってはがっかりするような演出だったかもしれません。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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