リメンバーミーのメキシコの精霊アレブリヘとは？元ネタや登場する種類についても

2018年に公開された映画「リメンバー・ミー」。

ギターの天才少年ミゲルが、死者の国を舞台に繰り広げられる冒険ファンタジーで、家族の繋がりというテーマを暖かく描いた感動の作品です。

そんな「リメンバー・ミー」の見所の一つは、作中に登場するカラフルで可愛い「アレブリヘ」という精霊。

今回は、その「リメンバー・ミー」に登場する「アレブリヘ」についての元ネタやその種類について解説していきます。

リメンバーミーのメキシコの精霊アレブリヘとは？

アレブリヘは死者の国に存在する生きた精霊で、魂の旅の案内役とも呼ばれています。

死者一人につき、一体のアレブリヘがパートナーとして、ついていることが多く、魂の案内役であるため、死者の日には、生者の国と死者の国を行き来することが出来ます。

生者の国に行く際は、普段から目にする動物（犬や猫など）の姿に化けて生者の国へと降り立ちます。

また、アレブリヘは様々な動物の要素を取り入れており、そのカラフルな見た目も大きな特徴です。作中でも、多くのアレブリヘが登場しており、種類によっては火を噴いたり、空を飛んだりするなど、その個体によって様々な能力があるようです。

アレブリヘは元々２０世紀前半にペドロ・リナレスによって作られた木彫りの民芸品で「フォークアート」からインスピレーションを受け誕生したキャラクターです。

実際のアレブリヘも映画の中の精霊と同様、動物の姿と色鮮やかな見た目が特徴で、「リメンバ・ミー」に登場する「アレブリヘ」そのままという感じです。

たた、映画の設定では「魂の案内役」となっていましたが、実際のアレブリヘにはそのような背景はありません。

アレブリアには神話や宗教などの背景もなく、自分なりのストーリーや独自の想いを吹き込むことができる一種の「芸術」として位置づけられているようです。

「リメンバーミー」の中でも、アレブリヘのペピータのパーソナリーティーは主であるイメルダのパーソナリティーに似ていることから、実際のアレブリへの特徴を組み込んでいるようですね。

アレブリヘは木彫りの民芸品であり、それぞれのパーツは他のパーツと組み換えが可能で各パーツを組み合わせることで、その人オリジナルのアレブリヘを作り上げることが可能です。

作中で登場していたペピータもその特徴をよく表していて、雄ヒツジの角、トカゲの尻尾、鷲の鉤爪など、様々な動物の要素を組み合わせた特徴を持っていました。

ママ・イメルダをパートナーとするアレブリヘ。雄ヒツジの角、トカゲの尻尾、鷲の鉤爪、ジャガーなどあらゆる動物のようよそ掛け合わせた見た目をしているのが特徴。生者の国に行く際には、猫の姿に化けています。作中では、ミゲルを載せて飛ぶなど、一番多く出演しているアセンブリです。

うたこさんから、リメンバーミーにダンテっていう犬いたよーって言われてみたけど、僕の面影あるな pic.twitter.com/tjW4Ph6z3b

— 悪魔博士ダンテ(VRC＆センシティブ垢) (@eveblack2160) February 13, 2020

ミゲルの愛犬のダンテもアレブリヘ。物語の途中で、ミゲルの一言でアレブリヘになったダンテは見た目がカラフルかつ小さな羽が生えて、空を飛べるようになります。生者の国に戻る際は、元のショタ犬に戻っています。

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カエルとウサギが合わさったアレブリヘ。なんとも言えない鳴き声が特徴的なアレブリヘ。

作中、マリーゴールドの橋を渡れないはぐれ者の集落で、唯一目にすることができる程度で、ほとんど作中には登場していません。

芸術家フリーダ・カーロがパートナーの緑色の猿のアレブリヘ。作中でも特に名前は明かされていません。

フリーダがミゲルにアレブリヘの説明する際に、火を噴いたり、体の色を変化させてみせます。

メキシコの文化を多く取り入れている本作。他にどんな文化を取り入れているのかを探してみるとまた違った見方ができるかもしれませんね！

最後まで読んでいただき、ありがとうございました！

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