1986年に公開された映画「天空の城のラピュタ」
スタジオジブリ初制作作品としても有名なアニメ作品です。
毎回地上波での放送では、Twitter上で「バルス」がトレンド入りするなど反響を及ぼしていますが、
作中でも一際存在感を出しているのが、通称「ロボット兵」
優しいロボット兵がいたり、凶暴なロボット兵がいたりしますが、作中では名前などは出てきていません。
この「ロボット兵」には名前はあるのでしょうか?
また「ロボット兵」とよく似ているキャラクターとして、風の谷のナウシカに登場する「巨神兵」がいますが、関係性はあるのでしょうか?
そして、実は「ロボット兵」は人気アニメの「ルパン三世」シリーズに登場しており、作品の垣根を越えて活躍していました。
そこで、今回は「天空の城 ラピュタ」に登場するロボット兵の名前や巨神兵との関係性、ルパン三世での活躍ぶりについて解説していきます!
【天空の城ラピュタ】ロボット兵の名前や正体は?
ロボット兵の名前や正体は?
作中にはたびたび登場していたロボット兵ですが、ロボット兵の正式な名前はありません。
ロボット兵には正式な名前が付いていないため、便宜上、「戦闘型ロボット兵」「園丁型ロボット兵」などと呼ばれています。
ロボット兵の役割は色々と考えられますが、ムスカの「700年もの間、 王の帰りを待っていたのだ」というセリフや、シータの飛行石と呪文で起動したことからも、ラピュタと王族を守る番人が役割であると考えられます。
ロボット兵は2種類以上存在する?
「天空の城ラピュタ」に登場したロボット兵は主に次の2種類のロボット兵が登場していました。
①戦闘型ロボット兵
②園丁型ロボット兵
それぞれのロボット兵の特徴については次のようになっています。
①戦闘型ロボット兵
戦闘型ロボット兵は、ムスカにシータが捕らえられたとき、彼女が唱えた呪文でよみがえったロボット兵です。
このロボットは、機能が停止した状態で畑に落ちてきたところを政府が回収し、要塞の中に安置されていました。
登場した際は、目から出るレーザービームで周囲を焼き野原にしたり、予測不可能な飛び方をしたりと非常に強力な兵器として描かれていました。
終盤のシーンでは、ラピュタ城下のブロック部分から戦闘型ロボットがバラバラと出てくるシーンがありましたが、虫の大群を見た時のような気持ち悪さがありました。
実際にTwitterなどでも気持ち悪さを感じる人は多かったようです。
何遍見てもここのロボット兵飛ぶシーンは気持ち悪い
— ろっぱ (@kjkppa) January 15, 2016
②園丁型ロボット兵
園丁型ロボット兵は、戦闘型とは違い、肩に鳥を乗せて優しい音を鳴らしながら歩くロボット兵です。
戦闘型とほぼ同じデザインですが、戦闘型は、腕に突起物があり飛行機能がありますが、園丁型はそれがありません。
園丁型ロボット兵は、元々戦闘用ではなくラピュタ城の園内で働くロボットのため、飛ぶようには設計されていないのだと考えられます。
終盤でパズーとシータがバルスを唱えた後、ラピュタは一部が崩壊したあと天へと登っていく際に、チラッと園丁用ロボットが歩いている姿が見えていました。
このまま、宇宙空間に登ったらこの動物達も死んでしまってロボットは独りになってしまうのでは?と考える人も多いかと思います。
ただ、「飛行石」には”空気を生み、植物の育成を促進させる力がある”という設定があるため、ラピュタ帝国の環境は保たれ、ロボットと動物たちは生き続けていると考えられます。
ロボット兵は他の種類も存在していた?
劇中に登場するロボット兵は、戦闘型と園丁型のみでしたが、設定上は、他にも看護用など種類は多岐に渡っていたとされていたようです。
他の種類のロボット兵はどのようなデザインだったのかも気になるところですね。
【天空の城ラピュタ】ロボット兵とナウシカの巨神兵との関係は?
「天空の城ラピュタ」のロボット兵と特徴が似ていることから、よく間違えられるのが「風の谷のナウシカ」に登場する「巨神兵」。
人間に仕え、レーザービームで周囲を焼き野原にしてしまうロボット兵器という設定は同じですが、目的・見た目共に実は全く異なる2体なのです。
ロボット兵と巨神兵が生み出された目的
ロボット兵と巨神兵はそれぞれ生み出された目的が違います。
ロボット兵の方は、ラピュタ城とラピュタ王族を”守るため”に造られたロボット。
それに対し、巨神兵は、文明により汚染された世界を一度炎でリセットする、つまり”滅ぼすため”に造られました。
”守るため”に作られたロボット兵と”滅ぼすため”に作られた巨神兵。
目的だけ見ても対照的な違いがあることがわかります。
ロボット兵と巨神兵の外見の違い
ロボット兵と巨神兵の外見の特徴の違いは次のようになっています。
ロボット兵 | 巨神兵 | |
身長 | 3.5メートル | 約75メートル(推定) |
体重 | 238kg | 不明 |
上の表を見てもらうとわかるように、圧倒的にサイズ感が違います。
ロボット兵が3.5メートルに対して巨神兵は約75メートル位はあるとされています。
見た目はどちらも人型で、ヘルメットのような頭部をしていますが、
巨神兵は、ドロドロにとけて歯がむき出しで一層グロテスク。
頑丈な甲冑に覆われたロボット兵と全く異なります。
破壊力のあるビームを放出して、破壊するなどの特徴は似ていますが、その破壊の規模感も巨神兵の方が圧倒的に大きく、
巨神兵は、7日間で世界を滅ぼすことができるほどの力を持っています。
ロボット兵たちでも、7日で国は滅ぼすことはできても、世界を滅ぼすことは無理なのではないでしょうか。
ロボット兵と巨神兵が似ている理由は?
作られた目的やサイズ感は違うものの、2つのキャラクターのデザインはとても似ています。
なぜこの2つのキャラクターは似ているのでしょうか?
その一番の理由と言われているのが、”デザイナーが一緒であるから”だと言われています。
ロボット兵と巨神兵をデザインしたのは、エヴァンゲリオンの監督として有名な”庵野秀明”さんです。
同じデザイナーが作ってしまうとどうしても、画風なども似てきてしまう部分があるためロボット兵と巨神兵は似てしまったのかもしれませんね。
ちなみに、ネットなどでは、巨神兵とエヴァの初号機も似ていると言われているようです。
【関連記事】ナウシカとエヴァが似てる?ラピュタとの繋がりや共通点について徹底解説!
【天空の城ラピュタ】ロボット兵はルパン三世にも登場していた?
前述しましたが、実は「天空の城ラピュタ」のロボット兵と同じデザインのロボットが、「ルパン三世」にも登場していたことをご存知でしょうか?
「ルパン三世」にロボット兵が登場したのは、宮崎駿監督が「照樹務(てれこむ)」名義で脚本・演出を担当したテレビアニメ『ルパン三世』の第155話「さらば愛しきルパンよ」。
「天空の城ラピュタ」の際には名前のなかったロボット兵ですが、「ルパン三世」の際には、「ラムダ」という名前で登場。
「ルパン三世」では街を破壊するロボット兵器として登場し、首からプロペラを出して飛行したり、陸戦型の専用機が装備されているなど、ラピュタとの違いもありました。
ちなみに、宮崎駿監督が「ルパン三世」にロボット兵を登場させた理由として、
「気に入っていて、一度テレビで使ったんですが、どうも心残りがありまして、今回もう一度使ってみたんです」
と発言しており、宮崎駿監督の中でロボット兵は、思い入れの強いキャラクターのようです。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は「天空の城 ラピュタ」に登場するロボット兵の名前や巨神兵との関係性、ルパン三世での活躍ぶりについて解説しました!
・ロボット兵の正式な名前はない。
・ロボット兵は戦闘型と園丁型がおり、劇中には登場していない看護型のロボット兵もいる
・ロボット兵と巨神兵は全く別のキャラクターで、庵野秀明がデザインしたため似ていると言われている
・ロボット兵は「ルパン三世」にも登場しており、その際の名前は「ラムダ」
「天空の城ラピュタ」について合わせて読みたい記事はこちら!
>>【天空の城ラピュタ】ロボット兵の名前やナウシカの巨神兵との関係は?ルパンでの登場シーンについても
◆見放題動画21万本、レンタル動画2万本を配信(2021年4月時点)
◆「31日間無料トライアル登録」の特典が充実!
- 「月額プラン2,189円(税込)が31日間無料(無料期間で見放題作品の視聴が可能)」
- 「600円分のU-NEXTポイントをプレゼント」
◆「ポイント作品・レンタル作品」は、U-NEXTポイントを1ポイント1円(税込)相当として利用可能です。(無料トライアル期間中もポイントは使えます)
※ポイントは無料期間も使えますが、不足分は有料となりますので、ご注意ください。
※本ページの情報は2021年4月時点のものです。
最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
コメント