【もののけ姫】腕や首が飛ぶシーンが衝撃!アシタカが切り飛ばした理由についても

アニメ

1997年公開で、今なお人気を誇るスタジオジブリ作品のひとつ、もののけ姫。

本作は、ジブリ作品の中でもとくに容赦のない恐ろしいシーンが多いことで有名です。

そのうちの一つに、主人公のアシタカが敵の腕や首を矢で切り飛ばすシーンがありますが、作品全体の怪しげな雰囲気も相まって、思わず注目してしまう方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、アシタカが腕や首を切り飛ばすシーンについて、その経緯と理由について解説します!


【もののけ姫】腕や首が飛ぶシーンが衝撃!

ここでは、そんな衝撃シーンが作中のどこで描かれていたかを示した後、アシタカが首を切り飛ばした理由について考察します。

腕や首が飛ぶシーンはどこ?

引用:もののけ姫 – スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

アシタカが敵の腕や首を切り飛ばすシーンは2度あります。

一度目はタタラ場に辿り着く前であり、故郷の村を出てしばらく西に進んでいた道中、戦に巻き込まれた里を通りがかったときです。

襲われている村人を見たアシタカは、咄嗟に田舎侍が振り上げた刀の柄を矢で射止めますが、なんと侍の肘から先も一緒に吹き飛んでしまいます。

その後、騎馬が二人追撃してきますが、うち一人に対して矢を放ったところ、武士の首が跳ね飛びました。

それを見たもう一人の武士は思わず「鬼だ…」とつぶやき、追撃を諦めます。

二度目は、襲われていたタタラ場から離れてエボシを呼びに行こうとしたとき、騎馬の追手がかかり、ヤックルが矢で射られて負傷した後のシーンです。

騎馬は全部で4人。

最初の一人は攻防の末、すれ違いざまに甲冑ごとその腕を刀で切り落とします。

次の一人はなんと相手が射た矢を右手でキャッチし、そのままつがえて騎馬を射止めます。

その後やや遅れて残りの二人が迫ってきますが、そのうち一人を自身の矢で射てその首を吹き飛ばし、残り一人はただならぬアシタカの実力を見て引き返さざるを得ませんでした。

アシタカが首を切り飛ばした理由は?

さて、アシタカが武士たちの首を切り飛ばしたのは、一体なぜでしょうか。

各シーンを振り返りつつ、その理由に迫っていきます。

まず一度目ですが、アシタカは最初の侍を殺そうとしたのではなく、実はあくまで刀の柄を狙いすまして矢を射掛けているのです。

しかし結果は容赦のないものとなってしまいました。

次に狙った武士は、実際のところアシタカがどこを狙ったかを映像からは判断できません。

しかし、その後アシタカは「里へ下りたのは間違いでした。二人も殺めてしまった」と悔恨の念にかられていることから、決して首を飛ばしたことは本意でなかったのでしょう。

次に二度目の斬首シーンですが、こちらも同様の背景を持っています。

追手を二人倒したアシタカは、近づいてくる残り二人の片割れの首を飛ばして追撃を止めますが、その直前に「来るなー!」と叫んでいるのです。

この時点では後述する呪いの力にも気付いていたため、兜あたりを狙えば首が飛ぶことをアシタカは予期していたことでしょう。

つまり、追ってくる彼らを止めるためには少なくとも一人を射掛けるしかないが、そうするとほぼ確実に殺してしまうため、どうしても殺したくないアシタカは思わず制止の言葉を叫んだのだと思われます。

以上、やむを得ない事情があったとはいえ、アシタカはいずれの場合も心の内には「殺したくない」という逡巡があったといえるのではないでしょうか。

【もののけ姫】アシタカが首を切れた理由は呪い?

引用:もののけ姫 – スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

そもそもですが、本来、矢を射るだけで首は飛びません。

そこには一体どのような力が働いたのでしょうか。

これには祟り神から受けた呪いの力が関係しているといわれており、作中でも随所にそのような描写が見られます。

ここでは、とくに首を切り飛ばすシーンに着目していきましょう。

一度目、戦中の里では、刀の柄を狙って弓を引き絞った際、呪いを受けた右腕がブルブルと震えて大きな脈が浮き出ています。

その後の斬首シーンでは、よく見ると武士の首だけでなく背負われていた弓矢も切り飛ばされていることが確認できるのです。

しかもその後、アシタカ自身が自分の腕に驚いた描写も付いています。

このことから、正確な弓の腕前を持っているアシタカとはいえ、以前からこのような神業を為していたわけではないことが読み取れますね。

呪いの力については二度目のシーン前後が非常にわかりやすいでしょう。

追手の一人に対して最初に射掛けた矢は、兜に弾かれてしまいます。

続く敵の攻撃をなんとか躱したアシタカは刀を強く握りしめ、その際、呪いの痣が明らかに広がります。

ここには自分の命を狙った相手に対する反撃の意志もありますが、それ以上に、ヤックルを攻撃した敵に対する憎しみが大きかったことでしょう。

祟り神の呪いとはまさに憎しみの権化であり、アシタカの感情に呼応した結果、その後の反撃はまさに鬼神でした。

一度目は兜に弾かれた矢はしかし、同等以上の厚みがあるであろう胴体の甲冑を貫き、遠くの敵首を跳ね飛ばしてしまいます。

このように、さまざまな形で呪いの描写を交えることで、非現実的な「矢で首を切り飛ばす」という現象は、呪いの力が原因なのだと推察できるのではないでしょうか。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、スタジオジブリ作品「もののけ姫」において、腕や首が飛ぶ衝撃シーンの経緯と理由を解説しました。

・衝撃シーンは2回あり、いずれもアシタカは鬼神のごとき活躍をした

・アシタカは人を殺したくないと、常に逡巡していた

・「矢で首を切り飛ばす」という現象は、祟り神による呪いの力が原因だった

コマ送りで見なければわからないようなところにまで丁寧な演出が施されており、名作の一つだと改めて認識させられました。

気になるシーンをコマ送りで観てみると、また新たな気づきが得られるかもしれませんね。

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